ハピネスチャージプリキュア! 26話

ハピプリは第26話、折り返しを過ぎた所で、恋愛が本格的に物語の根幹の要素となってしまったようですね…
他にも後半に入ってもなお、ひめばかりが物語の中心に据えられているのも気がかりですが。

プリキュアで恋愛するなら、誠司は相手として申し分ないし理想的だと思います。これまでもプリキュアの良きフォロー役に徹してきた上に、今回はひめの我が儘に振り回されても、めぐみへの気持ちを冷やかされてもキレたりせず、怪我の手当をしておぶってあげて、そして襲われた時にはひめを守って戦うナイトとなった訳ですから、これなら惚れてしまうのも分かりますよ。
少なくとも敵とラブコメやったり、某神に惚れたりするよりは遥かに良い相手ですね。
一方その某神様はそもそも人間の恋愛感情を良く理解していないのではないかという気がします。でもまあそもそも自分とミラージュの関係が全ての原因であるなら、ましてや自分で恋愛禁止を言い渡したなら、まずは自分が年頃の女の子との関わり方を反省しないといけないはずなので、どちらにしろ擁護する余地は無さそうですね。

しかし、恋愛が単に甘酸っぱい青春のエピソードであるならまだ良いんですが、一方通行の面倒な状況がこの先のメインストーリーになりかねないのはどうにかならないですかね…
少なくとも現状での想いの向きは、ひめ→誠司→めぐみ→ブルー様→ミラージュとなっていて、仮にブルー様とミラージュが元鞘に収まってもめぐみとひめと誠司の三角関係は何かしらの決着は付けないといけないだろうし、三幹部も恋愛の苦い経験を匂わせていたり、そもそも全ての始まりはブルー様とミラージュの関係のこじれが原因で、もう見事に恋愛の問題だらけになってしまいましたよ。

こんなドロドロした恋愛模様はプリキュアの視聴者が求めているものなんでしょうかね？ 未就学児の幼女には少女漫画の恋愛作品はまだ早いように思うし、幼女でない視聴者でもプリキュアには面倒な恋愛関係を気にしなくて良いから楽しめるという人も多いんじゃないかと思うのですがね…

めぐみ・ひめ・誠司の関係をやるにしても、現時点でめぐみの気持ちに関する描写が全然足りないのも問題ですよね。
ひめが誠司に惚れる過程はしっかり描いたのに、めぐみがよく分からないまま全ての元凶たる神に惚れつつあるというのでは、めぐみが主人公である意義すら無くなってしまうのではないかと。それにめぐみが誠司に対して単なる幼馴染なのか、それ以上になり得るのかがはっきりしないと進展もしようがないのですけど。個人的には幼馴染の関係が好みなので、めぐみと誠司の関係をしっかりやって欲しいですね。

ゆうこといおながこの恋愛関係では傍観者もしくは蚊帳の外になりそうなのも困ったものですね。いおなはやっと加入したばかりで、合宿ではメインになるかと思いきや速攻でひめの話になるし、ゆうこも正式加入した11話の後は特にメイン回は無いですよね。
過去の追加キャラ加入時には何話かかけて既存メンバーと打ち解けていく様子が描写されてきた訳ですけど。敵だったせつな・エレンや小学生の亜久里と比べたら、めぐみとは旧知の仲だから特に描くまでもないのか、やはりこれまではひめとの関係の描写ばかりで、めぐみとの関係があまり描かれてないんですよね。
いおなに関してはもっとキャラの掘り下げは必要だと思うし、ゆうこは一応はめぐみと幼馴染なのだから幼少期のエピソードもあって良いはずなんですけどね。まあその内メイン回はあるはずだと思って待つべきでしょうか。


お祝いメッセージについて、前回のダイヤモンドは海での恋愛ネタという事で結局あのイラりつ回絡みで選ばれてしまったようにも感じますが、誠司視点で幼馴染が他の誰かと親密になる事に嫉妬するのは六花も真琴の転入回で経験済みなので、それも込みでこの回に最適だったと考える事にします。今回のエレンのように六花にも決め台詞があれば良かったんですけど、まあ特定の誰かに向けて「愛してるよ」とは言えないからしょうがないですかねw
メッセージも残り8人、恐らくサニーとマリンは8月中でトリがホワイトだとして、トリの一つ前がソードかと予想してたのですが、最近の傾向や次回の担当ネタバレから考えると、ピースがトリ一つ前になりますかね。