境界線上のホライゾンⅡ 9話 『夜空の別離者』

ホライゾンⅡ第9話、いよいよアルマダの海戦、そして並行してメアリ救出作戦が始まりました。
見応えのあるシーンの連続で、本当に素晴らしい回だったと思います。

「コクりに行ってくるで御座るよ」「パクリか」「パクリですね」
パクリ扱いは酷いw でも実際トーリがホライゾンにコクりに行ったのと同じですからねw
失われるのが悲しいから救いに行く。「忍者は感情を抑えろと言われるが、忍の一字から心の一文字が消えた事は無い」これはホライゾンにも通じる所があるでしょうね。感情を無くしたとは言え悲しみの感情は取り戻し、他の感情もいつかは取り戻すから、決して心が失われた訳では無いと。
「ホライゾンの時も、誰か悲しんだのですか」「「Jud.！！」」皆が声を揃えて応えたのが良かったです。

そして「末世という最大の喪失から世界を救い、得てしまった負の感情を用いない」ようにしたいと、ホライゾンの方針も決まりました。メアリを救いたいという意味をホライゾンが理解出来たという事で、正純を通してメアリ救出の宣戦布告。喧嘩をふっかけられたエリザベスの声が可愛い感じでしたねw
点蔵に同行するのはお礼参りのネイトとナルゼ、ウルキアガに見届け役の正純、そしてシェイクスピアに借りを返したいネシンバラ。さて彼等は無事にメアリを救い、リベンジを果たせるでしょうか？


喜美のビンタの勢いが凄かったですねw ナルゼ吹っ飛び過ぎですw
一方的に尽くして自分は死んでも良いなど、愛を舐めるなと。流石は賢姉ですね。
「私達はいつも並び合っているかしら？」「そうあろうという事で双嬢じゃなかったっけ？」
甘えたり尽くすだけでなく並び立つ事。マルゴットに心配をかけない為にもナルゼには結果が欲しい所ですね。

昔の自分の"超大作"を読んだネシンバラも復活。昔から彼は痛かった訳だけどやっぱりネシンバラは痛いキャラでないとw


「三征西班牙を救おうとしても良いじゃないか」
アルマダ海戦の開幕。これはもう艦隊戦の見応え、そしてセグンドの決意が素晴らしかったという事に尽きますね。
歴史再現の"超祝福艦隊"にはかつてのレパント海戦で使われた旧式艦を用い、それらが壊滅しても新造艦隊は無傷で残るという策を立てるというのも、相当な策士っぷりですよね。レパントの時の仲間達が大勢駆けつける人望もあるし、初登場時にモップ掛けしていた冴えないオッサンだとはとても思えない凄い人物だと思います。
古い小型の旧式艦の寄せ集めで車輪陣を乱れなく運用する、これも統率力の面でも、映像としても素晴らしいものですよね。そして艦を操作する熱い男達も。
一方で武蔵の館長代理を務めるアデーレも中々の仕事ぶりでしたね。

セグンドがフアナを思いやる場面、実は手紙をくれていた少女がフアナで、虐げられる立場の半寿族だったと知っても、フアナの立場を守る為に「長寿族なのに嘘をついている」という事にしたのでした。その上で「立派になったなぁ」と…
セグンドはフアナからの手紙に随分と救われていたのでしょうね。だからこそ「貰った勇気を捨てない人間」だと信じたかったのでしょう。セグンドはここで死ぬ覚悟もしているようですが、何とかフアナの元に帰ってきて欲しいものです。


アルマダ海戦の行方も気になりますが、次回はメアリ救出がメインになるでしょうかね。まずは点蔵達の見せ場に期待しましょう。


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