ゆるゆり 最終話・総評

『ゆるゆり』は今まで各話の感想記事は書いてませんでしたが、総評と最終話の感想は簡単に書こうと思います。

この作品はアニメ化としてはかなりの大成功を収めた方だとは思うのですが、やはり原作を読んでいると、どうしてもアニメの構成に疑問を感じてしまうのですよね…
特に、あかり達1年生組がほとんど出ない回が8話と10話の2回もあった事ですね。10話においては8話でやったアバンの透明化ネタを繰り返したので、またも1年組の出番はないのかと予想がついてしまったし。幾ら不憫ネタとはいえ仮にも主人公はあかりなのだから、2年生だけで丸々1話使ってしまわないであかり達にも少しは出番をやれなかったものでしょうか？
それに2年生だけの話をやるなら、今度は1年生メインの話をやっても良かったと思います。娯楽部のあかりとちなつはまだしも、櫻子と向日葵のエピソードは7話のクリスマス回以降ほとんど無かったし、8話以降は寧ろ千鶴の方がオリジナルでも出番があって目立ってた位でした。2期をやるなら是非とも1年生組のエピソードを多めにやって欲しいですね。
後はオリジナルの部分で、最終話であかりがドラム缶で転がっていって夕食まで皆スルーしてるのは酷くないかとか、京子が修学旅行で暴走し過ぎだったり嘔吐を2回も入れてるとか、11話の京子がおかしくなった時の結衣がガチ泣きでシリアスにし過ぎじゃないかとか、そのくらいでしょうか。

ここまでやや文句が多くなってしまいましたが、それでも全体的に見ると、かなり良いアニメ化ではあったと思います。原作のエピソードの部分はおかしな改変は目立たなかったし、オリジナルでも5話のコミケ回は良かったですね。
あかりは色々と不憫な目に遭うけれども健気に頑張る良い子で、だからこそ人気が出たのだと思いますね。存在感が無いと言われながら見事にそれを逆手にとってみせたように思います。
京子がフリーダムに娯楽部を引っ張り、結衣が振り回されながらも支えるという関係も絶妙でした。百合的な面で言うならやはりこの2人の関係が一番良かったです。その一方で京子に片思いする綾乃も良かったし、一番可愛かったのは？ と言われると綾乃でしょうかね。
ちなつの腹黒ネタと千歳の鼻血ネタは安定して楽しめましたw 櫻子と向日葵はツンデレ同士で何だかんだでいちゃついてるようにしか見えないのが微笑ましいですねw


最終話の感想も簡単に。
あかりわんわんもちなつの猫も結衣パンダも皆凄く可愛いのに、京子は何故トマトを選んだのかw お手からの流れでナチュラルに土下座してしまうあかりと結衣に踏まれまくる京子が酷いw
ちなつは猫パジャマでもミラクるんでも何かあざとく感じられてしまうんですねw だから恥らう向日葵に負けてしまうんですよw
千歳の大暴走、あかりの5話の惨劇再びw というか櫻子と向日葵以外は皆唇を奪われたのかw 千歳の暴走したキスに対して、綾乃の頬への恥らうキスが良かったですね。その後の出血量はどこの事件現場かとw
最後は安定の爆発オチ。折角あかりがスイッチを止めるファインプレーだったのに、一人になって再び押してしまうとは何という不憫… まあこれも酷いと言えば酷いけど、あかりも無事だったかし、ギャグで済まされる範囲という事で良いのではないでしょうか。


『ゆるゆり』もこれで終わってしまうのは惜しいので、2期にも大いに期待したいと思います。但しキャラの出番が偏らないようにお願いしたいです。



良ければ押して頂けるとありがたいですm(_ _)m