神のみぞ知るセカイⅡ 5話 『たどりついたらいつも雨ふり』

神のみⅡ第5話、モブキャラと思われていた"リアル女中のリアル女"、ちひろの攻略をする事になりましたが…
これといった個性の無いキャラはギャルゲーでは普通はヒロインにならず、今回は桂馬にとってかなりの難敵と言えそうです。

ちひろは実は1期から登場はしていましたが、単なるクラスメイトを代表するというだけで、名無しでもおかしくない典型的なモブキャラという位置付けでした。そのような本来なら攻略対象になり得ないだろう人物なのに攻略する羽目になってしまった、桂馬が戸惑うのも無理はないでしょうね。
平凡であるが故の悩みを抱えた一般人の代表的なキャラと言えるでしょうか。自分には人より秀でるものが何も無い、という劣等感が心のスキマになったのでしょう。

振られたらすぐに別の男に切り替えるという事にはあまり良い印象は持てないかも知れませんが、しかし少なくとも、振られたら涙を流す位には真剣に恋をしているのではないでしょうか？ そして振られる度に、何の取り得も無い自分を自覚して落ち込む、という事を繰り返しているのでしょう。しかしそれでも何とか切り替えて次の恋をというのは、それだけ恋をする事自体に本気である、とも言えるかと思います。
桂馬曰く「ヒロインの恋はもっと重い」というのは確かに二次元の世界ではもっともな事ですけど、現実的なのはやはりちひろの方なのですよね。
ちひろは理想を現実の恋に求め、桂馬は二次元の世界に求めた、ある意味対称的な関係と言えるかも知れません。帰宅部で、人の悪口ばかりで、頭の中がゲーム一色と言った事がそのまま返って来てましたねw



今回は1期から通して初めて、既に攻略したヒロインが再登場しました。攻略後には記憶は消えるはずですが、今回の歩美は桂馬の様子を気にかけていたり、倒れている桂馬に優しげに声をかけたりと、攻略前と比べると明らかに桂馬への態度が変わってきています。例え記憶が無いとしても、どこかに攻略時に抱いた印象が残っているのかも知れませんね。
ちなみに攻略ヒロインの記憶については、原作の最近の展開では結構重要なポイントになっております。
歩美はほとんど最初の1話だけで出番が終わってしまいましたから、これで出番の釣り合いは取れたと言えますかねw

この作品に関してはヒロインの使い捨てという不満もあるかと思いますが、今回の歩美の再登場でその辺りの批判もかわせたでしょうか？
原作が進むと、ちひろも歩美もレギュラー格として、登場頻度が最も高くなる2人なのですが、アニメではそこまで進まなさそうですからねぇ… まあそれは原作でのお楽しみという事で。

エルシィは最初のエプロン姿が良かったですね。あと1週間を水曜日からと考えれば～の件は流石にアホの子でしたかw


次回は桂馬が苦手としているちひろの攻略にどう取り組むのか、そして歩美がどう関わってくるのかにも期待ですね。



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