神のみぞ知るセカイⅡ 2話 『一拳落着』

神のみⅡ第2話は、引き続き楠主将の攻略編。駆け魂の影響による"軟弱な分身"を外に出す為の"軟弱な事"として、桂馬は楠主将とデートをする事に。

武道を極める為に、可愛いものを求める軟弱な心を捨てなければならない、という信念が楠主将の心のスキマを生み出していた訳ですが、それは桂馬の台詞にもあるように「何かを犠牲にして手に入れたものは、結局何かが欠けている」という事に過ぎないんですよね。人として心が満たされないままでは、本当に求めるものを得る事は出来ない、と言えるでしょう。
桂馬はギャルゲーを極めるだけでなく、学業でも優秀な成績を修めています。そんな桂馬だからこそ、強さと可愛さはどちらかを捨てなければならないものではなく、両立可能だと言える訳ですね。

…現実でも、遊ぶのを犠牲にして真面目に学業に取り組んだ優等生よりも、恋愛やらサークル活動やらで目一杯遊んだリア充の方が、結局は多くの企業で採用されている訳ですよ… コミュニケーション能力がどうのこうの言って… 遊びたいのを我慢して勉学に努力したのは何だったのですかねぇ…
…まあ何にしても、何かを犠牲にするのは良くないという事です。


さて今回の楠主将編は2話で終わった訳ですが、何だか2話でも尺はやや余り気味だったような印象でした。ゲームセンターのワニ叩きとか映画の内容とか、あとは楠と分身とのバトルシーンでも妙に間延びした感じなんですよね。
原作で言うと楠編はコミックにして70ページ余りですが、アニメだと2話でも多いくらいでしたか… そう言えば1期はコミック2巻分を12話かけてやった訳で、ラノベ原作の作品で3～4巻分を12話に収めて尺不足になるのとは対照的です。
素人考えではありますが、例えば前回の1話Aパートに軽い短編をやっておいて、1話Bパートからの1.5話に詰め込んだ方がテンポ良くやれたような気がします。そもそもOPの登場キャラの数を考えると、原作での物語が大きく盛り上がってくる前にアニメが終わってしまいそうなんですよね… だったら尺をある程度圧縮してでも物語を先に進めた方が良い気もするのですが、暫くは様子見ですかね。



あと、今回は攻略の最後は分身が楠の身体を動かしてやや強引にキスまで持っていったようで、桂馬が攻略したという印象が薄いような気がしますね… もう少し言葉巧みに落としにかかるのを期待しましたけど、まあこれも原作通りなので。
今回のエルシィは楠主将の可愛い服を作ったのはGJでしたが、他は分身を網で捕まえようとしたり甲冑作ったりほとんど空周りでしたかねw でも可愛いので良しとしますw


次回からはもう一人の悪魔・ハクアが登場。一応は成績優秀な悪魔であるハクアですが、どんな活躍を見せてくれるか期待したいですね。


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