伝説の勇者の伝説 2話 『英雄と寝ぼけ男』

伝勇伝の第2話は、ライナとシオンが出会った当初の話。
1話ではライナとフェリスの掛け合い等に見られたコメディ要素が今回はまるで無く、シリアス一辺倒の重い話になっておりました…

暗い過去を背負っているから過去編は重い話、という訳ではなくて、どうやらこの『伝勇伝』という作品自体が本来はコメディを挟む余地の無いシリアスな物語らしいようで。
自らの理想や信念の為に、他国や腐った貴族との戦いに明け暮れる日々が描かれる事になるのでしょうか。
コメディも期待していただけにその点は残念ですが、その分見応えのあるドラマを期待したいですね。

しかし、こう息が詰まるような展開が続く中では、無邪気にオッサンを水責めにしたり釘責めにしようとするイリスのようなキャラは貴重な和ませ役になるのかも知れませんねw あとあくまで団子に拘るフェリスも。シオンは団子の配達員に認定されましたw


ライナは忌み嫌われた魔眼のせいで、徹底した軍事教育を施す施設で育ち、戦争が終わっても軍事特殊学院に入るしかなかったとの事。
もし実力を出したところで結局魔眼が忌避されるのであれば、真面目にやろうとする意欲が無くなるのも無理はないでしょうね。
「返事が無い、ただの屍のようだ」という台詞もボケのように見えて実は自虐なのかも…

しかし、シオンはライナの過去や魔眼の事も調べた上で、ライナに仲間になるよう誘いました。いずれライナが自分の目的の為に大きな力になると確信していたのでしょうかね。
ただそのライナはシオンが襲われても全く躊躇せずに逃げてしまいましたがw まあ王を目指すならこんな所で死んではいられないですがねw

気になるのはキファの存在について。キファは怠け者のライナの世話を焼いてくれる幼馴染的な良く出来た娘で、ライナと共にシオンの仲間に誘われていました。
しかし、当時からライナやシオンの仲間であるのなら、革命後に重要なポジションに就いていてもおかしくないだろうに、1話では登場しなかった訳で… 果たしてキファは革命後も無事でいるのかどうか…？
この過去編においては、無事に助けられてハッピーエンドという保障は全く無いですからねぇ…


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