デュラララ！！ 22話 『解散宣言』

デュラララ第22話。解散宣言って何の事かと思ったらそう来ましたか…

私は実は原作3巻の内容は一応読んだけどあまり覚えていないのですが、それでも帝人がダラーズの掲示板を消去してしまうというのは原作には無かったはずなのですけど、案の定オリジナルで入れた要素だったようです。
アニメでは主人公的立場にいるキャラの行為としては疑問に感じるような事を何故アニメオリジナルで追加したのかその意図を掴みかねるのですが、次回にはこの帝人の真意については語られるでしょうからそれを待ちたいと思います。

今回、黄布賊に絡まれた杏里を逃がそうと、ダラーズのメンバーがメールと掲示板だけで見事な連携をして見せました。普段はまとまりも横の繋がりも希薄な組織であっても、いざという時は同じダラーズの仲間同士としてこれだけの力を合わせる事が出来るという証明になった訳ですね。それだけに、直後にダラーズの解散宣言を出してしまうというのが不可解だし、残念に感じてしまいます。
この件で帝人はメールは出して状況把握に努めてはいたけれど、帝人自身が直接事態の解決に関われた訳ではありませんでした。それで帝人には何か思う所があってダラーズ解散に至ったのかも知れませんが、しかしダラーズという繋がりが無ければ今回のように一つの物事に連携する事も出来ないですよねぇ…

帝人、杏里、正臣の3人はずっとすれ違ったままですが、お互いに話したくない事があるのは無理もないとしても、それが互いの組織を巻き込んだ大きな混乱に発展してしまうのでは、事態の解決の為には腹を割って話し合うしかないでしょう。
セルティの家に匿われた杏里はどうやら話す決心を固めたようです。こういう時にはセルティはやはり頼りになりますね。
後は撃たれてしまった静雄も気になりますけど、静雄の事だからきっと驚異的な回復を見せてくれるだろうと期待しております。


それにしてもここ数話はずっと、帝人達3人がすれ違い、ダラーズと黄布賊の抗争が激化し、臨也が高見の見物をしているという構図は変わっていないのですよね… どうも展開も淡々としがちだし、もう少しテンポ良く展開を進められないものかなと思うのですが。
残り2話という事でこの黄布賊編で終わりになるでしょうけど、罪歌編と黄布賊編だけで1クール丸々使うには話数が多かったのではないですかね？ まあでもだからといってこの後の4巻の内容まで入れるとしたら、逆に話数が足りなくなるかも知れないし…
やはり、アニメの1クール12話単位で構成しなければならないという制約は厳しいなと、改めて感じました。


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