Angel Beats! 10話 『Goodbye Days』

Angel Beats第10話はユイの願いを叶え、満足させようという話。
やはりこの作品は1クールでやるには短過ぎるのではないでしょうか？

寝たきりで身体を動かす事が出来なかったユイには、プロレスやサッカーや野球、そしてバンドもやりたくても出来なかった事。しかしユイ本当の心残りは結婚出来ないという事で、家事も出来ず相手に介護させるだけのお荷物になるからと諦めていたのでした… 後は介護の為に母親に相当な苦労をかけてしまったという事もあるでしょう。
音無はユイにジャーマンやドリブル5人抜きやホームランの特訓に親身になって付き合ってあげたから、ユイの本当の願いを聞き出せたのでしょう。しかし結婚とは、半端な事を言える問題では無く、音無にはどうにも出来なかった訳で。
「あたしと結婚してくれますか？」"叶わぬ夢"だと分かっているからこその悲痛な叫びだったのでしょうね。この気持ちに正面から向き合えるのは、ユイに一番身近で接してきた日向だけだったのでしょう。

今回の話に限って見れば、日向は音無とユイの特訓の様子を見ていて音無がやろうとしている事を理解していた節があるので日向が現れたのもそれ程唐突ではないような気もします。しかし欲を言えば今回の話までに、日向とユイはただ漫才のようにじゃれ合うだけではなくて、徐々に互いを意識して2人の関係が進展していくように描いて欲しかったですけど… やっぱりこれは1クールではなくて、2クールかけて丁寧にやって欲しかったと思いますね。

しかしそれでも、この日向は凄く格好良かったと思います。例え満足したら消えると分かっていたとしても、本当の願いに応える為に本気で気持ちを伝えたのですから。
「まだ心配な奴等が残っている」と、ゆりやSSSメンバー達の為に最後まで付き合う事にするけれど、彼等にも劣らぬ位に、いや結婚してやるとまで言える位にユイの事を思っていて、それでも消えてしまう事よりもユイの願いを大事にしたのですから、とても立派な事だったと思いました。

最後に見せたユイと日向が付き合う想像、幸せそうな表情を見ていると来世では叶って欲しいと願わずにいられなくなりますね。来世ではユイも五体満足に動けるようになっていれば良いのですけれども。


さて今後の展開ですが、何か妙な影が現れたようですけど、これはもしやこの世界に異変が起こりつつあるという予兆でしょうか？
影に飲み込まれたら強制的に消滅させられるとかありそうで怖い… 取りあえずはこの影対策をやる事になるのでしょう。
もう残り3話ですから、SSSの他のメンバーには生前の話をするだけの尺は残ってないでしょうね… 彼等にとっては何が心残りなのでしょう？ もしかすると、ゆりの為にここに残り続けているのかも知れないなと思います。
今回はユイ回となった煽りを受けてかCパートだけの登場だったゆりですが、流石に残りの話ではゆりが中心になっていくでしょうね。

10話にしてようやく入江と関根がしゃべったガルデモですが、ユイも消えてしまって、もうバンドとしての役割は終わってしまったような感じですね… ひさ子なら他のSSSメンバーと絡んで出てくるかもしれませんが…
奏は演技は上手くなかったですねw ギターを投げ飛ばすときの声が明らかに棒読みw でもハンドソニックVer.5をボウガンのように構えるのはカッコよかったですけどw


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