迷い猫オーバーラン！ 9話 『迷い猫、泳いだ』

迷い猫第9話は、希が海へ行きたがっていたので海へ遊びに行ったけれども、後半は巧と文乃が離れ小島に取り残されてしまうという話でした。
今回もオリジナルです。原作では泳ぎに行った事って無いんですよね…

私は『迷い猫』では文乃が一番好みで、というか今期のけいおんやABのキャラを含めても文乃が一番かなと思っております。アニメが暴走しまくっていても見続けているのはほとんど文乃と希が目当てという位で。
しかし、今回の文乃は贔屓目に見ても態度がキツかったですね…orz 刺々しい言葉ばかりでビンタも食らわせておいてデレた様子も無かったし、これでは面倒な女だとしか感じられなくなってしまうのでは？
文乃のような素直になれないキャラの場合、その言動の描写は匙加減が難しいのでしょうけど、キツい言葉一辺倒ではなくて、後で反省したり自分を責めたりといった描写があれば印象も変わっていたのではないですかね。

前回の千世の巧への心情の変化の件でも感じた事ですが、やはり9話になるまでにもっとキャラの内面を描いて欲しかったですよ。この9話までで、本心と逆の事を言ってしまう狼少女だという文乃のキャラが満足に描かれたとは言い難いですからねぇ… ある程度キャラのイメージが固まってからであれば、もう少し微笑ましく見られたような気もしますけど。


「絶対に変な気を起こさないか」という問いに対する模範解答ってどのようなものでしょうね？ 「お前が嫌がる事はしないよ」とか？
こういう場合は大抵、つい絶対に見ないと強く言い切ってしまい更に怒らせてしまうものですが、今回の巧もやはり同様にやらかしました。しかし巧は狼少女である文乃の性格をよく理解しているはずですから、お約束のパターンに嵌るのではなく、もう少し気の利いた事を言えなかったものですかね？
巧にはこの際、勢いで「お前が魅力的(綺麗、可愛い)からしょうがないだろ」位の事は言っても良かったのでは？ そうしたら文乃のデレた表情も見られたかも知れないですね。典型的な鈍感・朴念仁な主人公とは一線を画した所を見てみたいものです。

2人で星空を見上げて、独り言のつもりで会話している場面はまあ良かったのではないかと思います。文乃の「叶ってない」という願い事とは、素直になりたいという事か、それとも…？
幼馴染のような長い年月をかけた関係で、言葉にしなくても分かる気持ちというのも良いものですけど、やはり言葉にしなければ分からない想いもありますから、その辺りは難しいものですね。
さて、千世達に見つかった時のハプニングのせいか帰ってからも何だかぎこちない様子でしたが、この2人がちゃんと互いの気持ちを理解するまでにどれだけかかるんでしょうねw


ところで今回の前半は海で遊ぶ様子が描写されていた訳ですが、こちらはどうも遊んでいるのに妙に淡々とした感じで物足りなかったような… 今までのはっちゃけぶりが基準になってしまっているせいでしょうかねw
それにしても、今回海に来たのは希が行きたがっていたからだったのに、その希が目立っていなかったのですが…
未だに希がメインと言える回がありませんが、この先大丈夫でしょうか？ 既に文乃と千世の巧への気持ちははっきりしているけれど、希は未だに巧の家族の一員というポジション止まりですからねぇ…

次回予告は相変わらず気合入っていますね。しかし予告が本編と言われているようでは、本編の内容としてはよろしくない事ではないかと… 勿論メイド組の方々の水着姿・日焼け跡は素晴らしいですけどねw
次回のタイトル『乗っかった』という言葉から原作のどの場面か思い浮かばないのですが、次回もまだオリジナルなのか…


良ければ押して頂けるとありがたいですm(_ _)m