Angel Beats! 9話 『In Your Memory』

Angel Beatsの第9話は、音無が生前の最後の記憶を思い出し、この世界で成すべき目的を見出したという話となりました。

列車事故から7日、ようやく救出されるというまさに直前で力尽きてしまった生前の音無。この描写を見る限り、音無はこの時点で死亡したと言っていいでしょう。状況的にもまだ生存しているのは難しいのではないかと。
これで少なくとも、この世界にいる者は実は皆生存しているという可能性はほぼ無くなったでしょうね。では皆死亡した者なのか、という事ですが、私は2話の時点から、生きている者と本当に死亡した者、両方の立場の者がいるのではないかと考えています。死者達の中にまだ死亡していない者が紛れ込んでいるのではないかと。

では誰か生存している者はいるかと考えると、可能性があるのはやはり、ゆりではないでしょうか？ 今回の話でもゆりは救う事が最も難しいからこそ救ってやりたいと、音無にとっての一番の目的となった訳で、そのゆりが実は生きていたという事で、新しい人生へと生まれ変わる死者と再び現世に戻り生きていく者との対比として描かれるのではないかなと予想しております。
ゆりに関しては、他のSSSメンバーはギャグを交えつつも何度も死んでは復活するのを繰り返しているのに、ゆりだけはこの9話までまだ一度も死亡していないというのも気になります。本当に死亡している者でないと復活出来ないとか…

残るこの世界の仕組みについては、竹山に『Angel Player』の解析をさせているようですが、この世界を構築したものが誰なのか、奏にこの役割や能力を与えたのが誰なのかについても明らかになって欲しいですね。
そういえば、奏の生前については明かされるのでしょうかね？


音無の最期の様子については、列車事故という極限状態においても誰かの為になりたいという信念を貫き通せたという事に意義があるのだと思います。問題なのはその意思を示すのに臓器移植のドナー登録という、それを良しとするかどうか人によって価値観が分かれる方法を取った事ですが、これは事故に遭って何日も助けが来ず、まさに死のうとする状況でせめて人の為に生きたかったという証を残すには他に方法が無かったという事であって、ドナー登録自体にはそれ程重要な意味は無いでしょう。
ところで、仮にゆりがまだ生きていたとして、実は音無の臓器を移植されたのがゆりだったとか思いついてしまったのですが… 流石にそれは無いですよね？


さて今回で、音無表面上は生徒会長に復帰し再びSSSと敵対する奏と協力して、SSSメンバー達の未練を解消しこの世界から送り出す事に今後の方針を決めた訳ですが、出来れば他のメンバー達は消えてしまうのではなく、音無の仲間に加えていって欲しいですね。最後にゆりを説得する場面でも、音無と奏の2人だけでなく他のメンバーも揃っていたほうが良いだろうと思います。
それにしても、奏とSSSは何というすれ違いなのかとw 奏が不器用なのもありますが、もう少し歩み寄れていたならばここまでの抗争にはならなかったのでしょうけどね。
まあ取りあえず、奏が音無を結弦と名前で呼んだのは良かったです。

あとはTKが実は英語が駄目だった事に吹いたw 松下五段も一緒になって何やってるのかw 松下も結構TKと一緒にいる事多いですね。
そして椎名さんがまともに喋ると大問題なのかw
日向と高松と大山は散々な目に遭ったのに反省文とかキツイなぁ…w


次回はようやくガルデモがメインになりそうですね。今回は音無の最期の様子もあってほぼシリアスでしたが、またコメディ路線に戻りそうです。クライマックスに向かいつつある中でコメディになるのもこの作品らしいですかねw


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