デュラララ！！ 19話 『蒼天已死』

デュラララの第19話は、臨也の暗躍によって黄布賊の者達がいよいよダラーズへの疑いを強くしていく事になったと言えるでしょう。

もうすっかり全ての事態は臨也の掌の上で踊らされた結果であるように見えてきてしまいますね。チャットでは帝人を巧妙に煽るし、セルティが杏里を助けに来たのも臨也の誘導によるものなのだろうと考えられます。どう転んでも臨也の想定内であるか、あるいは楽しませる結果になりそうなのが恐ろしい所です。
セルティの首なし馬に跨り刀を掲げる杏里は格好良かったのですけど、セルティが助けに来たせいでダラーズへの疑いが強くなってしまいましたね…

正臣はしばらく黄布賊を離れていて、知らない間にかつて対立していたブルースクウェアに所属していた者が黄布賊に入り込んでいたという事ですが、この元ブルースクウェアの者達はこの切り裂き魔やダラーズとの件を利用して黄布賊を潰そう、あるいは乗っ取ろうと考えていてもおかしくないですよね。彼らは出来れば大きな構想になるのは避けたいという正臣達の思いを無視し、寧ろ積極的に問題を起こそうとしているかも知れません。
言う事を聞かない構成員が勝手に起こした問題であっても、それを止められなかったトップに責任は降りかかってくる… 急速に肥大化して統制の取れなくなった組織に起こりやすい危険な状態に陥ってしまっていますが、正臣は何とかこの組織を押さえられるのでしょうか？

一方のダラーズは統制どころか構成員同士のつながりも希薄で、誰でもダラーズを名乗ろうと思えば名乗れる訳で、ダラーズによって起こる問題を未然に防ぐのは黄布賊の場合よりも困難でしょう。表面上は一般人に過ぎない帝人に出来る事はかなり限られているように見えますが、どう対処していくのでしょうか？

そして杏里は今回罪歌の子である黄布賊のメンバーを通して黄布賊のトップが正臣である事を知ったように、ダラーズと黄布賊の双方にいる罪歌の子達を利用すれば幾らでも介入出来る立場にいる訳で、杏里も誰にも傷ついて欲しくは無いと思っているけれども、やはりこの状況を打開する鍵は杏里にあると言えるでしょう。

今回最後に正臣は門田達の元を訪れましたが、ダラーズに関する情報を求めに来たのでしょうけど、門田達自身がダラーズのメンバーである事は正臣は知っているのですかね？
あと、セルティは相変わらず警察を怖がり過ぎですねw チャットでの忠告がしつこい位でしたw


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